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パリのうふふ・・・を操さんに vol.2 新オリーブオイル

パリ在住の白井の友人ひろみさんから届くメールをご紹介しています。素直な言葉に紡がれるお便りから、フランスの日常をのぞいてみませんか?

(操からひろみさんへ)
ひろみちゃんお変わりありませんか?日本でもオリーブオイルは百貨店などで計り売りもされるようになりました。(ちなみにNHKではオリーブ油と言わなければいけません。登録商標されているんだって。)パリではイタリアのようにファーストフラッシュ(一番しぼり)を待ち焦がれるという程ではないようだけど、搾りたてのピリピリしたあの初々しい味わいが懐かしいです。


2013年11月16日土曜日 ひろみさんから
水曜日の夕方パリに戻ってきました。モサンヌ出発前に操さんに郵便局から小包を送りました。フレッシュなオリーブオイルを味見して欲しくって。でも箱の限度は2kg。絞りたてと去年のオリーブオイルを比べてもらおうという思いは砕け、泣く泣く去年のものは一緒に詰めていた乾燥きのこ(セップ、ジロール)とともに取り出しました。でもマスタードは入ってます。ちょっと素敵な八百屋さんで売ってた無農薬の。ひとつはOrtie(いらくさ)入り、もうひとつはつぶつぶのシードルビネガー(りんご酢)入りです。前回のお手紙にも書きましたが味も色も透明さも全然ちがうこと、操さんにも実感して欲しかったです。また写真を送りますね。
お兄さんの家ではジルさんのお母さんが使っていたぶどう専用のはさみにも出会いました。古いものが大好きなので、蚤の市に出かけ寒い中どうにか見つけて20ユーロでぶどうバサミを購入。でもいくら頑張ってもぶどうが切れないことに納得がいかず「請合ってくれなくてもがっかりしないで」というジルさんの言葉を背に返しにいったら、スタンドのお姉さんはあっさりお金を返してくれました。「ジルさん、今夜はシャンパーニュでお祝いだ」(同じぐらいの値段だから)と、別のぶどうバサミを探すことに。なくても何にも困らないけど、あると心が豊かになるものってあるよね、操さん。


●ひろみ フォンテーヌ
1959年函館生まれ。文化服装学院卒業。東京にてモードの仕事をする。
1990年渡仏。パリ、ブリュッセル、ピサにて暮らす。
現在、フランス人の夫とパリ在住。旅行と料理が大好き。

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